2023/02/13 16:56
↑↑作りたい物の用途やコンセプトによってプリント媒体は様々です。
定番品は安さを上回る利便性があるので手軽にプリントアイテムを作ることができます
初心者のうちは絶対に定番品から制作を進めることオススメですが
その反面、日本中のどこでも取り扱われているので
販売品や顧客が喜ぶ物を作ろうとした場合には定番品だけでの展開は難しくなってきています。
【画像を送るだけ】のようなオンデマンドサービスが出て以来、アーティストやテナントのオリジナルアイテムの売れ行きは40%減となっています。
これは、Aさんのアイテムを買っても、Bさんのアイテムを買っても
【届くものは同じ】=【同じ商品を買う意味がない】というファンや顧客の判断が強くなってきていることに繋がっています。
ブランド向けボディは単価が高くオリジナルアイテム用として小売店やイベントで使用するのは難しいですが、ハイエンド品として通常品との差額を見せる為のアイテムとして優秀です。
触った瞬間や着た瞬間、選択した後に「作りが違う・・」と分かる高級品でもあるため
かなり上位のアパレルブランドさんはスポットで使用したり、グ〇チなどのハイブランドも時折ヨーロッパ産のハイエンドブランクボディはスポットで使用してたりします。
ーーーーーーーーーーーーーー
ボディ分類 一部紹介
【●定番品】
文化祭 イベントTシャツ ノベルティに使用されるブランクボディです
◆フーディー、クルーネック類は→ コチラ ←
安さ★★★★★
色数★★★★☆
納期★★★★★
【メリット】
・安い
・とりあえず作るなら定番品
・色数が多いので色んな色を試せる
・在庫が切れることが少ない
【デメリット】
・オンスは高くないので白系のカラーだと透けてしまう ※透けたくない場合は6オンス以上の生地の物を
・全プリントショップが使用しているので、販売品としてはスポット使用やサービス品としての使用以外はなかなか厳しい
★こんな時にオススメ★
プリントウェアで何か作りたい という時や チームTや、文化祭、社内イベントであれば定番品がオススメ
もう少しコダワリたいという時には【定番品の上位規格】の物を使ってみても良いかも
●定番品上位規格
◆フーディー、クルーネック類は→ コチラ ←
安さ★★★★☆
色数★★★☆☆
納期★★★★☆
【メリット】・定番品より生地がしっかりしている・定番品に飽きてきた人にオススメ・定番品の中でもシルエットや縫製でトレンド感を取り入れようとしている
【デメリット】・しっかりしている分 価格はやはり定番品より高い・製造費が高い分 色数はそこまで多くない・寸法が定番品よりタイトに作られているのでサイズ感に注意
★こんな時にオススメ★
「プリントウェアは何度か作ってみたことがあるけど、毎回同じボディで飽きてしまった」という方にオススメ
同じデザインのプリントでもボディが変わるだけで見栄えが変わるのでイメージを膨らませてみよう
●海外製品
◆フーディー、クルーネック類は→ コチラ ←
安さ★★★☆☆
色数★★☆☆☆
納期★★★☆☆
【メリット】・生地感がザラついている物が好きな人にオススメ・シルエットがUS規格なのでオシャレ着としても使える・アパレルブランドでも時々使用される
【デメリット】・生地感が強いのでシワになりやすい・海外ブランドは縫製が雑な物が混じる可能性がある・ボディ自体の色数はやや少ない・卸業者の倉庫で在庫切れが出る場合がある
★こんな時にオススメ★
「ウェアプリントにも慣れてきて、オンスや生地感、プリント方法の違いも分かってきたら 次は海外製品もオススメ
海外製品は着丈や身幅、首回りなどもメーカーによって 違いが大きいので気を付けよう」
●ブランド向け
◆フーディー、クルーネック類は→ コチラ ←
安さ★☆☆☆☆
色数★★☆☆☆
納期★★★☆☆
【メリット】・ハイエンドなアパレルブランドでも使用されるレベルなのでモノが違う・シルエットや縫製も服として考えられて作られている
【デメリット】・非常に高い・卸業者も都度輸入になるのでロットが発生する
★こんな時にオススメ★
「服が好きな人にしかオススメできない価格帯。 話題のポルトガル製やUSAコットン生地など
実際に触って着て確かめてみたい!という猛者向け。 無地のまま着れてしまうのでワンポイント刺繍でも充分 」
ー--------------------
【補足のアレコレ】
・透けるTシャツ 透けないTシャツ
弊店基準ですがブランクボディを見る場合まずはオンスを見ます。
ozなどの表記で数値が高いほど生地・繊維がしっかりしているという理解になります。
目安として8オンス程度からは白Teeでも透けにくくなってくるととらえているので、クライアントがペラペラじゃない物を要望しているときにはなるべくオンスの高いボディをピックアップしています。
ただ、オンスとは【生地の厚さ】ではなく【重さ】なのでオンスが高くても繊維量は多いけどが生地圧としては薄い物もあるので、あくまで目安です。
・着た時にどういう形で着たいのか
どういう着丈で着たいか確認する時は
自分が持っているウェアで自分がいつも着ているウェアの平均的な着丈を知っておくおtボディ選びの時にイメージがわきやすいです。
※着丈は首リブから丈まで 身丈は首リブと肩の中心から丈まで なので注意
一個難しいのは海外ボディです。 海外規格のサイズ表はかなり「アバウト」で1~3センチの違いなど気にしていない事が多いので海外の格安ボディには個体差がある事を覚えてお行くとトラブルを回避しやすくなります。
・シルエットのトレンドって?
定番品はいつ誰がどうやって着ても問題ないように作られているので価格は安く、質もある程度のレベル以上を常に保ってくれるので非常に重宝します。
しかし、「生地がしっかりしている 身幅がある リブが太い ラウンドしている」等のトレンドが入った物や、品質の良い物は定番品より単価が1.5倍程度になってきます。
文化祭や町内会でのイベントの場合は何回も着るわけでも、オシャレ着としてきるわけではないので定番品がオススメですが
これはある程度形とか生地も良いものを使いたいなー、という場合には定番品以外からピックするのがオススメです。